「人と人つなぐKYのすすめ」
朝日新聞の「風」というコラムに「人と人つなぐKYのすすめ」という沢田 亙さんの記事があった。興味深かったので取り上げる。
KYとは「空気が読めない」「場の雰囲気に同調できないということだが、日本の学校に通う外国人の勉強を支援するNGO「世界の子供と手をつなぐ学生の会」の紹介であった。首都圏8箇所でボランティアの大学生たちが160人の子供の勉強をつきっきりで見ているという。インドやフィリッピン人の子たちが、同級生達と意思疎通がうまくいかないで勉強が遅れたり、仲間はずれになるところ、毎週この会に通って元気を取り戻した事例を挙げている。
他人の違いを示し自己の存在感を示す個人主義の社会で育つ子供たちを受入れるのが「学生の会」だという。今日本で住む外国人は06年人口の2%を超えているが、民族は人種の差別の壁を除く働きは一層求められる訳。
沢村さんがパリ特派員だった時のことを書いている。
『フランスでは至る所に「KY」がいた。どんなに行列ができようと窓口で苦情を押し通す客.討論番組は、相手にお構いなく言いたいことを言う参加者で、いつも終了時間がオーバーした。「他人との違い」を示すことこそ、自己の最大の存在理由。そんな個人主義が根を張る社会が、不思議なことにバラバラにならない。当局が不法滞在者対策を強めた頃、教え子や、わが子の仲良しが強制送還されないよう立ち上がり教師が送還に対する「盾」になろうと、教え子の「里親」になっていた。雰囲気に流されず、自立した個人として共感し、行動する。棟々な背景や価値観を持つ人々が暮らす社会で、「仏流KY」が人と人とを結ぶ接着剤なのだ』。
以前教会の幼稚園と小学生の教会学校に数年間インドから来た家庭の兄弟が通っていた。「人間みんな兄弟」という聖書の教えを一緒に学んだ経験を思い出している。確かに彼らはKY児だったが、教室で接着剤になっていた。

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