平和の象徴ハト
新聞記事に「平和の象徴に受難の時代」というタイトルの記事があった。ハトが何故平和の象徴なのか、余り知られていないが、聖書創世記のノアの洪水物語(8章11節)から来ている。新しい大地が到来した時にそれをいち早くオリブの葉をくわえてノアに知らせたことから、平和の象徴ということになったのである。以前煙草の「ピース」に絵柄でこれが画かれていた。
鳩を人が飼いならしたのは紀元前3千年頃からだという。紀元前776年ギリシャで行なわれたオリンピックで優勝した選手の快挙を伝書鳩で故郷に伝えたというが、日本では第1次大戦中軍用通信に12万羽も活躍したというから、鳩は何も知らないで人間に利用された訳である。
日本で戦後ハトを飼うブームがあったという。400万羽が伝書鳩で登録されていたが、今は飼い主も半減し、、生活環境が変わって余り見かけなくなった。受難の時代というのは、フンや鳴き声が嫌われていることで「鳥害」となっている。公共の場所から排除され餌を売ることは勿論、やることも禁止されているという。携帯電話の普及は鳩の方向感覚を狂わされているそうだ。人に慣れ慣れしいことから親しまれた鳩も、自然に帰ることは難しいだろう。
キリスト教会では鳩のイメージは神の聖霊として受入れられている。山鳩として生息して欲しいものである。

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